不動産投資

不動産投資経験者が考える不動産投資とは?

この前、海で泳いでいたらウミガメが見れたShunです!ついでにクラゲに囲まれて、からだ中刺されました・・・。ウミガメはクラゲが大好物みたいです(笑)

さて、今回は以前投資詐欺に会われたシュンの友人に、不動産投資について聞いてみました!なぜなら、私はみなさんに不動産投資についてお伝えできるレベルの知識がありません。不動産投資はスライムレベルのスーパー初心者ですので、友人の力を借りました。

※投資詐欺については、投資詐欺の体験談。人を見る目で詐欺を避けよう!を参考に

そんで、お願いして原稿来たら超ビックリ!私では全然書けないであろう濃い文章&長文が届きました(笑)。本人曰く、書くの楽し過ぎてスラスラ書けちゃった~とのこと!それでは早速紹介します。

10,000文字以上と長文になるので、さくっと見たい方はページ最終項目「不動産投資のまとめ」をご覧くださいね!それでは早速紹介します。

ド素人でもわかる!初心者不動産投資

今、この私の文章をご覧の皆さんは「不動産投資って一体何なの?」という知識0レベルの方は少なく、「不動産投資って不動産を買ってそれを誰かに貸して賃料収入で儲けたり、買った不動産を売却して売却益で儲ける投資でしょ?」というくらいのことは理解されている方がほとんどなのではないかと思います。

詳しく不動産投資を知りたい方のためにネットではマニアックな知識や情報、あるいは不動産投資のイロハが簡単に検索可能です。しかし、実際に不動産投資を行った上でそうした不動産投資の専門家の皆さんが書かれる指南書を読むと私は少なからず「リアルさの物足りなさ」を感じざるを得ません。

私は不動産投資を始めてまだ3年足らずのまだまだ初心者に毛の生えたレベルの投資家です。
ですから不動産投資に関する専門家ではありませんが逆に「ド素人目線」での情報提供ができるのではないかと考えました。

そこで今回は私自身の経験を元にド素人目線で不動産投資初心者の皆さんに、これから皆さん自身が経験するかもしれない状況をリアルにイメージしていただけるような情報提供とアドバイスを僭越ながらお届けしたいと思います。

不動産投資で得られる利益は?

不動産投資で得られる利益は、簡単に言ってしまえば賃貸収入か売却益のいずれかになります。具体的には4パターンに大別できます。

  1. 建物を一棟丸ごと購入して居住者から賃料をもらう(戸建、共同住宅どちらも対象です)
  2. 分譲マンションの一室を購入して居住者から賃料をもらう
  3. 土地を購入してその土地を利用したい誰かに貸して賃料収入をもらう
  4. 購入した建物・土地を売却して大金を手に入れる(購入時より高く売れるかどうかは状況と運次第です)

では順番に具体的なケースで考えましょう。

まずはパターン①,建物を購入して居住者から賃料をもらう

数ヶ月前に私はある不動産会社から「新築マンションを一棟丸ごと買わないか?」と言われました。不動産会社曰く「21室あるが神奈川の会社が既にほとんどの部屋の借主を見つけている。借りた人はほとんどが自分で住むためでなく民泊利用するために借りる。」とのことでした。

この場合、私がこのマンションを購入すると私は毎月家賃収入を得ることになりますし、部屋を借りた人家賃を払うだけでなく民泊による収入が支払う家賃を上回れば利益を手にできます。

部屋によって少しずつ家賃は違いますがおよそ月7万円の物件ですので満室になれば21室×7万円=147万円が毎月入ってきます。年間収入は147万円×12ヶ月=1764万円。このマンションの売り出し価格は約3億6000万円でしたのでこのマンションに投資することの利回りは年間収入1764万円÷購入価格3億6000万円=4.9%となります。

平成29年7月現在のみずほ銀行の普通預金金利は0.001%ですから、このマンションへの投資の利回りはその49倍(!)ということになります。もしマンションを購入するための貯金がなくても金利2%程度で融資を受けられるならちまちま貯金をするより大きく借金して、大きく儲ける方がいいような気がしてきませんか?

なお、この後で不動産投資のリスクについてもお伝えしますので、利回りの良さだけに惹かれて慌てて不動産投資を始めたりはしないでくださいね(笑)

次にパターン②,一室を購入して居住者から賃料をもらう

こちらもパターン①と基本的には変わりません。①に比べると一棟か一部屋かというスケールの違いがあるだけと思ってください。私は現在このパターン②で不動産収入を得ています。

間もなくこの不動産投資を始めて3年になろうとしていますが利回りは7.3%で順調に推移しています。なぜ「7.3%」という高利回りなのかは後ほど(笑)

続いてパターン③,土地を誰かに貸して賃料収入をもらう

私はまだこれはやったことがありませんが、空いている土地を「太陽光発電施設を建設したい会社に貸して賃料をもらう」「駐車場をやりたい会社に貸して賃料をもらう」「アパートやマンションを建てたい会社に貸して賃料をもらう」といった感じですね。

最後にパターン④,建物・土地を売却して収入をもらう

まだ売れてはいませんが、私はパターン②でご紹介した利回り7.3%の物件を売却する方向で現在(2017年7月)不動産会社と打ち合わせを重ね、契約書もほぼ完成に近づいています。
購入時の価格は2600万円、売却予定価格は3380万円に設定しますので単純に引き算すると儲けは780万円になります。

所有期間は取得後5年以内になりますから税率30%で利益に対して課税されます。本当は不動産会社に支払う仲介手数料等の分は利益から差し引けますが、計算を簡単にするために差し引かずに計算すると780万円×30%=234万円が税金として支払う金額になります。従って546万円が私の手元に残ることになります。

これまで約3年間に受け取った家賃収入も足せば「3年間で1000万円ほどの儲け」を手にできることになるのです。これってウソのようでホントの話です。

銀行の貸し出し金利は間もなく上がるという話ですので、「利益」目的に不動産投資を考えるなら今は融資の金利が低いという点では悪くないと言えるでしょう。もちろん、金利が安いというメリットはありますがこの後でお伝えするようなリスク要因もありますので総合的に判断してくださいね。

また、不動産投資を検討されておられる皆さんなら既に情報をお持ちだろうとは思いますが、「不動産投資で得られる利益は年金代わりにもなる」という点についても少し具体的にお伝えしましょう。

人口が急激に減少し続けているこの日本では年金年額も今後徐々に減らされていくでしょうし、若年層の皆さんにとってはさらに支給開始時期が70歳(あるいはそれ以降)に後ろ倒しになっていくであろうことも老後生活を不安にさせる要因になります。

この時に不動産投資による収入があれば

  • 定年後に再就職活動をしなくても安定した収入が得られる
  • 勤務先が突然倒産して給料がもらえなくなっても、不動産からの安定収入が得られる
  • 入居者がいて家賃収入が入ってくるならいつまでも収入が得られる

という安心感を得ることができます。

ここで私の不動産投資を例に具体的に見てみましょう。私の現在進めている不動産投資計画では毎月の家賃収入は約160万円です。30年で銀行融資を返済する場合毎月の融資返済額はおよそ65万円。この65万円の中から建物の維持管理費用や所得税支払いを行います。仮に所得税を400万円支払ったとして、不動産投資による年収160万円×12ヶ月ー400万円=1520万円。

融資返済額を毎年850万円として手元に残るのは1520万円ー850万円=670万円。月にすると約55万円が入ってきますので国民年金で受け取れる金額のおよそ10倍!毎月旅行に出かけても十分に楽な生活ができますよね!

定年を迎えて給料が「0」になっても、怪我や病気で普通に仕事をすることができなくなっても不動産投資の収入は入ってくるのです。融資返済が完了した後はさらに多くのお金が手元に残ります。不動産投資はこう考えると国からの年金とは比べ物にならないほど皆さんの老後を安心させてくれる可能性があるのです。

そして、この章の最後にもう1つ。
不動産投資はインフレ対策になる」という点です。「インフレ」は簡単に言うと「物の値段が上がること」。不動産投資で考えると「管理手数料」「補修費用」といった支出金額が高くなるデメリットがあります。

しかし同時に「家賃収入が値上げにより増える」「銀行から固定金利で融資を受けていた場合は返済が楽になる」といったメリットも発生します。

デフレ脱却などいつになるのやら?という感じの日本ですが、国の借金を返しきれずに国家財政が破綻しそうになったら国は何をやらかすかわかりません。その時に突然「ハイパーインフレーション」になるかもしれません。

運が良ければ数千万円の借金が1日で楽々返済できるかもしれないのです(笑)!まあ、不動産投資においてはメリットも享受できるかもしれませんが、生活全体を考えればやたらと物の値段が上がるのでメリットばかりとは言えません。「インフレ大歓迎!」と軽々しく口にすることはできませんが、もしインフレになったとしてもデメリットだけでなくメリットもあることは頭の片隅に置いておくといいかもしれません。

不動産投資のリスクは?

私が最初に不動産投資を考えたのは、それまで住んでいた賃貸住宅から自己所有建物に引越しをしたくて物件を探しているときに「これは自分で住むより誰かに貸したほうがいいかな?」とふと思ったからです。

その物件はとてもいい立地にある一室の分譲マンションでした。築年数は30年以上経っていたので老朽化していることは間違いありませんでしたが、専有部分の面積も100㎡を優に超えているのに超低価格だったため投資用物件としての魅力を感じました。

不動産投資どころか、不動産購入経験もない私はまず不動産会社に連絡を入れてメールで少しずつこの物件の情報を集めながら関心を強めていき、その後現地の見学を行いました。居住者がまだいる中、不動産会社の担当者同伴で室内を見学します。

室内見学してわかったことが「元々2室だったものを1室につなげたために床面積は100㎡超となっているもののいびつな作りになってしまっている」「老朽化しているため体重をかけると畳が大きく沈む箇所がある」「全体としてかなり老朽化している」といったことでした。

この時点で私は自分で住むのではなく、賃貸物件としての購入を検討していたため利回りは極めて重要でしたが、不動産会社の担当者がメールで回答してきた毎月の家賃で計算すると利回りは驚異の「12%!」。まあ、当時は利回り計算の方法は知りませんでしたので単に「簡単に元が取れそうだな」くらいの印象でしたが。

皆さんもこんな高利回り物件で超低価格だと買いたくなりませんか?

この章の本題である「リスク」が顕在化してくるのはここからです。この格安物件の購入を決意した私は仮申し込みをしてこの物件をすぐに押さえることにしました。

現地見学を終えてマンションの外に出たところで私は担当者に今後の手続きの流れを確認して帰宅後にその手続きの準備を進めました。そして翌日、担当者が私の自宅に仮申し込み手続きを行うために来ました。前日に担当者から聞いていた手付金を担当者に渡した直後に信じられないことが起こりました。

担当者は手付金とは別の金銭を私に要求してきたのですが、前日私が確認をした際に担当者はその別の費用については一言も触れませんでした。必要もない費用を請求されているとは思いませんでしたが、金銭に絡んで説明もせずに当然のように要求されるとこちらも当然不安と不満を感じますので担当者に「昨日そんな話は聞いていないけど」と言ったところ、ついにこの担当者はその本性を現しました。

「いえ、言いました。」

私はその瞬間に唖然とすると同時にプッツン切れてしまいました。その後はしばらく私と担当者の間で「言った」「聞いていない」の押し問答が続き、さらにひどかったのはこの担当者が全く信用できなくなったために、毎月の家賃収入金額も数日前にメールでもらった金額で本当に大丈夫なのか確認したところ、その担当者はメールで提示した金額の約半額が相場だと言いました。

完全にぶちきれた私は「お前では話にならない。担当者を変えろ!」とこの担当者を追い返しました。

翌日別の担当者が来たのですが、応対の仕方は前の担当者と全く変わりなく非常識そのもの。
「お前たちでは話にならない。上司を来させろ!」と激怒した私に対し奴らの上司はビビッたのかなかなか私の自宅に来ることを了承しませんでした。しかし最後には諦めたのか奴らの上司がやって来ましたが、これまた部下と相似形の超非常識な奴。

結局手付金を取り返してこの契約はなかったことになりました。こんな非常識な奴らは客にとって不利な情報は全く提供せず、それを知らない客はいいところだけ教えられて物件を購入し、後から色々問題が出てきたときには後の祭りということになることは明らかです。

この会社、TVのCMではさわやかなBGMを流していい雰囲気を装っているので、てっきりいい会社なんだと思っていましたが見事に騙されかけました。

ということで私の考える最大のリスクは「会社及び担当者が客を騙すことに何の躊躇もないような悪徳業者に騙されて取引すること」だと考えます。

特にこれから不動産投資を始める皆さんはいい業者なのか悪徳業者なのかを判断する基準がありませんから判断に困りますよね?私にも「こうすれば絶対大丈夫!」という見極め方法は今のところ思いつきません。

しかし、少しでも騙されないための方法ならいくつか思い浮かびますのでそれをお知らせしたいと思います。

不動産担当者と会って経験値を蓄積する

買う気がない物件でも興味があるふりをして不動産会社の担当者と会うことを繰り返し、説明の仕方や話し方の優劣を比較できるだけのデータを蓄積することです。

不動産会社の担当者にしてみたら買う気がない客の相手をさせられて迷惑な行為とも言えますが、その担当者が優秀なら最初は買う気がなかった客をその気にさせて買わせることもできるはず。

チャンスを活かすか殺すかは担当者の腕次第です。遠慮なく多くの物件を見学して時間をかけてしっかり説明を聞きましょう。たくさんの物件を見ておくことは自分の欲しい物件を具体的にイメージするためのデータ蓄積にも貢献してくれます。

ただし、基本的には買わないというスタンスで挑んでください。とても上手な担当者にはついつい購入を迷ってしまいますが、経験値を蓄積するためと割り切って買わないようにするのです。

あえて騙されない方法を聞いてみる

「世の中には素人だと思って客を平気で騙す不動産会社がありますよね?どうしたら騙されないかいい方法を教えてください。」とストレートに担当者に質問してみましょう。

本当に良い担当者ならきっと気の利いたアドバイスをしてくれます。しかし、悪徳業者なら適当なことを言って誤魔化そうとするでしょう。悪徳業者でなかったとしてもぼんやりした内容の回答しかできない担当者はピントがずれている可能性が高いのでお勧めできません。

ただ頭の良い悪党だと口先ではもっともらしいことを言って皆さんを信用させようとするかもしれませんので「これまでに不動産売買でトラブルが起こったことはありませんか?」などと鋭い切り口で質問して相手の反応を探りましょう。

この章の最後に、もし皆さんが現在賃貸住宅に住んでいて、戸建もしくはマンションの一室を購入して不動産投資を検討されている場合のリスクヘッジの1つの方法として「空室が多くなって家賃収入が予定通り入ってこない状況に陥ったときは自分でその物件に引っ越す」というやり方も頭の片隅にあるといいと思います。

私は自分が分譲マンションの一室を購入する際に「普通に入居して順調に家賃収入が入るケース」だけでなく「全く入居者がつかず家賃収入が全く入らないケース」も想定し、全く家賃収入が入らなくても銀行融資を返済できるギリギリの線(融資額、返済期間等)はどの辺りなのかを細かく計算しました。

あまりにも夢を見過ぎて甘い想定ばかりしていると少しでも計算が狂うとパニック状態に陥って大変なことになりかねません。常に最悪のケースを想定できていれば、それより悪い状況は起こりません

「空室リスク」を筆頭とするリスクは入念な調査によってある程度軽減することができますが、これもいい加減な相手やうそつきな相手からの情報は鵜呑みにできません。可能な限り多くの相手からの情報を得るようにしましょう。

そのためには多くの物件を見学しながら不動産会社の担当者とたくさん話しをすることが一番手軽です。

不動産投資の現状は?

では不動産投資の現状を確認してみましょう。私の周囲(といっても友人・知人の類ではなく地域内の状況という意味です)ではマンション・アパートの建築が盛んです。

これは預金金利が超低金利で不動産投資の利回りが魅力的に映るということも大きな要因ですが、果たして必ずマンション・アパート建築は儲かるのでしょうか?

最近よく耳にするのは高齢の親と同居している子供(といっても50歳前後の世代)に銀行が「相続税対策してますか?してないとあの遊ばせている土地は相続税を払うために切り売りしないといけなくなりますよ。」と脅して遊ばせている土地に銀行が融資してアパート・マンションを建てさせるという話です。

順調に部屋が埋まれば土地を切り売りする必要もなく、かつ家賃収入が入ってきてウハウハですがもし部屋が埋まらなかったらどうなるのでしょう?融資返済が滞り、最終的には融資の担保に入っている土地と建物は銀行に持っていかれるだけです。

「まだ土地を切り売りして相続税払ったほうが良かった」ということになります。需要をしっかり把握せずに目先の節税話法に騙されていると思える方が増えているように感じます。

少子化で空室リスクは確実に高まっていますし、今後も高まり続けるでしょうから立地は極めて重要な判断材料です。人口が爆発的に増え続けたベビーブームの時代とは状況が違います。

また、建物が老朽化していくことも空室リスクを高めます。新築したときは周囲の老朽化しているアパート・マンションより有利に入居者を集められますが、そんな新築建物も10年、20年と時間が経てば後から建ったアパート・マンションに入居者を奪われるかもしれません。

融資返済が終わる前に空室率が上がると毎日生きた心地がせずぐっすり眠れませんので銀行の甘言を簡単に鵜呑みしないようにしましょう。

ここで私の不動産投資の現状についても触れておきましょう。

不動産で得られる利益に書いた通り、高利回りの投資物件を近々売却する予定です。「何でそんな高利回り物件を税率が30%⇒15%に下がる5年経過まで待たずに売るの?」と皆さん疑問をお感じでしょうか?

そう。今無理して売らないといけない理由は何もありません。しかし「売りたくなった」というところでしょうか?理由は3つあります。

今(2017年)が不動産バブルのピーク

今は日本全国(とまでは言えませんが全国的に)が不動産バブルのピークに近づきつつあります。ということで高値で売却するには一番いい時期なんです。東京の不動産業者が沖縄の土地や建物を購入しようとしているくらい購入意欲が強いのです。

買いたい人が多い今の時期なら高く売れますが、買いたい人が減ってしまったら売値は当然下がります。だから今は売り時なのです。

入居者がいる

また、入居者がいる間に売りたいというのもあります。ここで利回り「7.3%」の謎解きを行いましょう。簡単に言ってしまえば勤務先の補助を手厚く受けられる外国人が借りているからです。入居している外国人は基本的に自己負担しなくて良いので普通より高い家賃を設定しても立地・設備等が気に入ってもらえれば彼らが入居してくれるのです。

「外国人に貸す」などという発想を当時の私は当然持っていませんでしたが、ある知人(不動産業界とは全く関係ありません)からそのヒントをもらい私はその話を信用して実行したらうまくいった、という話です。皆さんも是非日頃から勤務先に限定せず人脈を広げておくと貴重な情報が手に入るかもしれません。

現在入居中の外国人が転勤で出て行ったとしても、多分また次も外国人が入居するはずです。建物の建築費用は同じなのに入ってくる家賃が高いなら誰でも欲しがりますよね?なので入居中の状態だと高い金額で売り易くもなります。転勤で外国人が出て行った直後の空室状態だと買う側もちょっと不安を感じるでしょうしね。

補修費用が必要ない

最後に築後3年なので修復費用を心配しなくていいという理由もあります。建物と設備は使っても使わなくても年数が経てばどんどん劣化していきます。劣化して交換や修理が必要になるとその費用は家主が負担しないといけません。ですから長く不動産投資物件を持ち続けるということはいずれ補修費用という出費が発生することを意味します。

当然長期保有は多くの収入を得ますので補修費用を負担しても利益は短期間保有より多くなるのですが、タイミングを見誤ると補修費用を支払った直後の売却という一番もったいないケースもないとは言えません。

主に以上3つの理由で売却しようと思いました。すると、今度は「じゃあもう不動産投資はしないの?」と疑問を感じられた方もいるのではないでしょうか?

そうなんです。既に次の投資物件は絞込みを終えています。その前に、少し余談を。

私の同僚が仕事上ある不動産会社社長に大変お世話になりました。しかも短期間に数回、それぞれ普通では考えられないスケールで仕事を回してもらったのです。私はその同僚に「その社長を接待した方がいいと思うよ」とアドバイスしたのですが同僚はその社長に恩義は感じつつも苦手意識を持っているようで接待には消極的でした。

しかし、私がしつこく勧めたので同僚も渋々社長に連絡を入れ接待することになりました。接待費用は私が取り計らって全額会社で負担させることに成功!私も理由をつけて接待に参加しました。

私はその社長とはその時まで面識がなかったのですが同僚から事前に少しだけ情報をもらっていました。同僚によるとその社長は「女性」「妙齢」「時間にルーズ」「わがまま」「見た目はモデルみたい」「社員はいない社長1人だけの会社」ということでした。その事前情報通り社長は約束の時間に1時間以上遅刻して来ました。

しかし話をしていると結構気さくで話しやすく、私は初対面にも関わらず「何かいい投資物件があったら教えてください」とちゃっかりお願いしましたが社長は簡単にOKしてくれました。

同僚がお世話になっている上に私も優良不動産投資情報が欲しかったので接待以外に何か社長に貢献できないかと考えていたのですが、社長が言うにはどうも年齢のせいかPC操作が苦手で資料作成で時間がかかり過ぎて困っているとのことだったため「手伝いましょうか?」と申し出たところ「お願いします」の二つ返事。

こうして社長と私の双方の利益のために私は社長の仕事を手伝うことになりました。しかし、困ったのは社長に呼び出される時間帯。私も自分の裁量で行動はかなり自由に決められるので夕方5時くらいから数時間手伝うつもりだったのですが社長から呼び出しがかかるのはいつも夜8時や9時くらい。そこから日付が変わるまでPCに向き合う日々が2週間近く続きました。

社長は余り寝なくても大丈夫な人のようでしたが、私は夜更かししたくない人なので深夜の作業の連続には結構ストレスを感じていました。しかし、連日社長の手伝いをする中で色々話をすることができたので多くのことがわかってきました。

その1つは社長が時間にルーズな理由です。

毎日日付が変わるまで仕事に追われている人なので午後、夕方になるにつれ前の予定が長引いてどんどん後ろの予定が遅れていくため単に時間にルーズということでもなく、本人は必死に仕事を終わらせようとしているものの予定の立て方自体に無理があるため約束の時間を守れないことが当たり前になってしまっているのでした。

そして、とても重要なことがもう1つわかりました。

この社長、とんでもない人脈を持ち、普通なら私は目にすることなどできないような大きな案件をたくさん扱っている超やり手ということです。私も地元の不動産会社の担当者レベルでは50人前後と会っていますが、彼らとは比べものにならないスケールの大きさと実力を持っているこの社長と出会え、仕事を手伝うことで仲良くなれたことで私の不動産投資人生は一気に別次元に突入したのです。

という長い余談になってしまいましたが、この社長と出会えたことで現在凄まじい収入・利回り物件を最優先で回してもらっており現在社長は持ち主との交渉にかなりの労力を割いてくれています。この案件で改めて驚かされたのは購入に当たり社長からある金額を提示されたので当然私は了解したのですが、ネットで調べるとその物件は売り物件として一般に公開されていました。

驚かされたのはネットで公開されていたその売却希望金額です。なんと!社長が私に提示した金額の2割増しの金額だったのです!つまり、社長は普通に買うより1000万円以上安い金額で物件購入する算段で話を進めてくれていたのです!この超売り手市場の中で!

皆さんもこんな不動産会社の社長と出会いたいですよね?私を騙そうとした不動産会社みたいなところとは付き合いたくないですよね?

ということで、不動産投資の現状は「超売り手市場なので売るにはいい時期」ですから本来「買うには高くつく時期」なのですがパートナーとなってくれる不動産会社次第ではいい情報が手に入る可能性があります。

そういう出会いを想像しただけでなんだかワクワクしてきませんか?

悪徳業者に捕まるリスクを回避すると同時に優良物件情報を提供してくれる不動産会社とのつながりを作り、強化できれば皆さんの不動産投資生活はきっと明るくなると断言できます。

不動産投資の成功は「優良物件ありき」ではないのではないでしょうか?

「優良業者との信頼関係」さえ築ければ自然に「優良物件情報」はついてくると思います。是非素晴らしい不動産会社の担当者(もちろん社長でもOKです!)と出会って素晴らしい不動産投資人生を楽しみましょう!

不動産投資のまとめ

友人の魂のこもった記事はいかがだったでしょうか?こんなに魂込めてくれた記事をくれた友人に感謝です。もういくつかお願いしたいな~(笑)。魂がこもりすぎて私には編集できなかったので、写真だけ入れました。

友人の話をざっくりとまとめてみると以下の感じです。

不動産投資で得られる利益は?

  • 賃貸収入が入る
  • 不動産の売却益が入る
  • 効率的に資産運用できる
  • 相続税対策になる
  • インフレに強い
  • 不労所得が入る

不動産投資のリスクは?

  • 悪徳不動産業者がいる
  • 空室リスクがある
  • 初期投資額が大きい
  • 建物の老朽化や損害には修繕費がかかる
  • 資産の価値は下がっていく

不動産投資の現状は?

  • 不動産投資はバブル期
  • 銀行のローンは低金利
  • インフレで借金も目減りす可能性あり
  • 有意義な情報は有力者から得られる

友人と話していて感じるのは、不動産投資は大きなお金を動かすことができるので、しっかりと行うとかなり効率の良い資産運用になるということです。しかし、巨額の資金が動くということは、それを狙っている悪徳業者もいるということ・・・。

不動産投資を行う場合は、人脈を広げて信頼できる人に学ぶことや、人を見る目を養うことが大切だなと思いました。これは、人見知りだとか言っている場合じゃないですね(笑)。やはり、自分にとって達成したい目標がある人は、積極的に人と会って学んでいきたいですね。

それではEnjoy yourself!