投資信託ならインデックス型一択だと思う5つの理由

投資信託とは、個人投資家が投資の専門家(ファンドマネージャー)に資金を託し、運用してもらってその運用益を得る投資方法となります。

投資信託の運用方針にはアクティブ型とインデックス型があります。アクティブ型はファンドマネージャーが市場平均を上回る運用を目指します。逆にインデックス型は市場平均並みの運用を目指し、平均株価に連動した運用成績となります。

こう伝えるとアクティブ型の方が良い結果を残しそうですが、管理人は投資信託をするならインデックス型一択だと思っています。ハッキリ言って、銀行や証券会社がすすめるアクティブ型は詐欺だとすら思ってます(笑)

アクティブ型はインデックス型に勝てない・・・

投資業界では、アクティブ型の平均パフォーマンスは、インデックス型の平均パフォーマンスを下回ることが通説です

アクティブ型の中には一時的に高収益をたたき出すファンドもありますが、長期的にみるとインデックスファンドの利回りが高くなるのです。

アクティブ型は手数料が高い

インデックス型の方がアクティブ型よりも優れている理由として、手数料の違いがあります。2013年の三菱UFJ投信調査によると、べアクティブ型の信託報酬率の平均が年1.44%なのに比べて、インデックスファンドの平均は年0.56%と2分の1以下です。

アクティブ型は銘柄を選定するための調査や分析などに多くのコストがかかるからです。

このコストの差は1年では0.88%ですが、10年では8.8%、20年になると17.6%……と長期になればなるほど運用成績に影響をあたえます

投資をはじめよう!資産運用でこれだけ差がつくの記事でも紹介しましたが、年間1%の積み重ねが大きな違いとなってくるのです。

プロが運用するから儲かるわけではない

プロのファンドマネージャーは、経済の流れや社会情勢、政治、産業構造などさまざまなリサーチを行い、アナリストと協力して、業績が伸びそうな銘柄を選び出します。市場で割安に放置されている会社に投資ししてお客の資産を増やすのです。

投資の初心者は、このようなプロ集団にお金を預ければ安心して資産運用できると考えます。では実際に、このような投資のプロの運用成績はどれぐらい優れているのでしょうか?

結論から言うと、このようなプロ集団の成績は散々たるものです・・・

もっと、簡単に言うと、プロ集団の運用成績は平均すると、猿がダーツを日経新聞の株式欄に投げて銘柄を選択して投資するよりも悪いのです。

実はプロ集団は猿よりもお馬鹿と言うわけではなく、投資に関しては猿と同じぐらいの知能なのですが、コストがかかりすぎるのです。猿はせいぜいバナナを与えれば働きますが、投資のプロはかなり高い給料を払わないと働きません。

投資信託を選ぶ場合に最も大切なことは手数料が安いところを選ぶことなのです。信託報酬が年率で1%以上あるファンドは、投資対象から除外しましょう。すると多くのファンドが外れますが、そもそも選択肢が多すぎるのだから気にしなくていいです(笑)。

投資信託の成績は見せ方がおかしい・・・

アクティブ型の投資信託には運用成績10%や15%など、インデックス投資と比べてすごく成績が良いような印象を与えるところもあります。これにはからくりがあって、運用成績の見せ方にはわかりにくい点があるのです。

たとえば、運用成績の見せ方にファンドの純資産の増加というものがあります。通常、ファンドの純資産が増えるということは、「運用成績が良いから増えた」=資産運用の上手なファンドというイメージを持ちやすいです。

しかし、ここには落とし穴があります。

ファンドの純資産の増加は、投資信託参入者が増えても増加するからです。極端に言うと、資産運用では損失が出ていても、実際には投資信託参入者が増えることによってファンドの純資産が増えている場合もあるのです。

つまり、ファンドの純資産の変化では投資利益(リターン)が多いかどうかはわからないのです。だからこそ銀行や証券会社は運用成績が高いように見せるためにも新規顧客の獲得に一生懸命なのです(笑)。

運用成績の見せ方のおかしい点はこれだけはありません。銀行や証券会社は様々なデータの見せ方を工夫して運用成績が高いような印象を植え付けます。データ自体は嘘ではないのですが、それで利益が出ているかは別なのです。

投資信託は銀行や証券会社が儲かるシステム

銀行や証券会社の多くの販売員にとって、顧客の利益や資産を増やすことが必ずしも最優先ではありません。銀行や証券会社の収益源は何と言っても手数料です。ですから、運用成績が高いように見えるデータを集めて投資家から資金を集めます。そして手数料で儲けるのです。

それによく考えると、この運用管理手数料(信託報酬)型のシステム自体、銀行や証券会社にとって全くリスクがないことがわかります。銀行や証券会社にとっては、目の前のお客様(投資家)が損しようが投資信託を売った時点で手数料という収益をあげており、投資信託の利益や損失にはあまり関心がないからです。

それは銀行や証券会社がおすすめする投資信託が、投資商品の価値よりも手数料の高さに重きをおかれている事実からも明らかです。もちろん銀行や証券会社は投資先の商品を研究するよりも、新規顧客の開拓に資金や力を注いでいます・・・。

本当に誠実なファンドの中には、信託報酬型ではなく成功報酬型にしているところもあります。投資家と一緒にリスクを背負う覚悟のある投資信託もあるのです。銀行や証券会社がそれを行わないのは、投資のリスク自体が高いとわかっており、投資初心者から信託報酬という形にした方が儲けられるとわかっているからなのです。

しかも、特に日本の金融機関の販売する投資信託は世界的にも手数料が高いことで有名です。こんなことで有名になってもアレですが・・・(笑)。

金融庁が昨年8月、金融審議会「市場ワーキンググループ(WG)」で発表した資料では、日米の投資信託売れ筋上位5商品の販売手数料が比較されています。その資料では米国の手数料0.59%に対して日本は3.2%。実に5倍以上の格差があると発表されているのです。

金融庁もこうした実態を問題視し、森信親長官は4月の日本証券アナリスト協会での講演で「(手数料)コストを上回るリターンを上げるのは容易ではない」と指摘しています。そして、その後に発表した金融事業者向けの指針「顧客本位の業務運営に関する原則」では、「手数料等の明確化」という項目が盛り込まれました。

問題は、日本の金融機関は「手数料が高い投資信託ばかりを積極的に売り、金融リテラシーの低い人から手数料を稼ごうとしている」ということです。結論は、「銀行マンと証券会社には合わないようにしよう!」ということです(笑)

世界一の投資家ウォーレンバフェットも「髪を切った方が良いかは床屋に聞くな!」と言いました。投資信託が良いのかどうかは銀行や証券会社に聞くべきではないのです。(あと銀行や証券会社の投資信託に関するサイトも参考になりません・・・)

投資信託はインデックス型の一択

このように投資信託のほとんど(95%くらい)はおすすめするに値しません。ではおすすめの投資信託は何かと聞かれるとインデックス型の投資信託一択です。

インデックス型の投資信託は平均株価株価と連動させるだけなので、ファンドマネージャーやアナリストにかかるコストが安く抑えられ、手数料が安いからです。

特に2016年においてはインデックスファンドは手数料の引き下げ競争によって投資信託のコストは大幅に下がってきています。近年、インターネット上での証券会社が手数料をどんどん引き下げてきていることが原因です。

  • 日経平均株価(ニッセイ):0.18%
  • TOPIX(ニッセイ)0.18%
  • JPX400(ニッセイ)0.195%
  • 国内債券(iFree)0.14%
  • 国内REIT(ニッセイ)0.25%
  • 先進国株式(ニッセイ)0.20%
  • 先進国債券(ニッセイ)0.17%
  • 先進国REIT(iFree)0.31%
  • NYダウ(iFree)0.225%

特に投資初心者の方や兼業で投資を行いたいという方は、とにかく手数料の安いインデックスファンドを見つけることが安定した資産運用につながりますよ