仮想通貨投資

仮想通貨XRPの将来性は?天才集団リップル社によって1,000円を超える

私は仮想通貨XRPに投資しています。今まで様々な仮想通貨を調べ、投資してきましたが最終的にはXRP一本に投資することを決めました。

それはXRPを活用するリップル社のビジョンが素晴らしく、『価値のインターネット』というキーワードに魅了されたからです。

このページは私がXRPについて調べたことを紹介します。投資は自己責任ですが、あなたがXRPに魅力を感じたのであれば投資を検討してみてくださいね。

仮想通貨XRPとは?リップル社との関係

仮想通貨XRP(エックスアールピー、リップル)は2004年にカナダの Ryan Fuggerというウェブ開発者によって作られました。XRPは送金や決済などの取引データを記録するための分散型台帳(XRP Ledger)内に存在します。発行枚数は1000億XRPでそれ以上発行されることはありません。

XRP Ledgerでは、リップル社によって選ばれた承認者(validator)による投票で承認が行われます。このプロセスはプルーフ・オブ・コンセンサス(Proof of Consensus、PoC)と呼ばれ、80%以上の承認者が有効と判定した取引のみを台帳に記録します。

この仕組みにより、XRPは数秒以内という非常に速い時間で、余分な電力を消費せずに取引を承認することができます。

そして、このXRPをブリッジ通貨として使うことで「価値のインターネット」を実現しようとしているベンチャー企業がリップル社です。リップル社はさまざまな通貨の台帳同士をつなぐILP(Interledter Protocol:インターレジャー・プロトコル)という技術を使い、価値の移動をスムーズにしようとしています。

ILPがあることでドルや円、あるいはビットコインやアリペイといった、種類の違う支払い手段をスムーズに交換することができるようになります。

リップル社はインターネットが情報の移動をスムーズにしたように、価値の移動をスムーズにしようと取り組んでいます。以下の動画はリップル社の取り組みをわかりやすく伝えています。

この試みが成功すると、スマホが1台あれば世界中のどこへでも送金することができます。しかも低コストで行えるため、銀行口座を持っていない途上国の人がいつでも便利で素早い決済を行えるようになるのです。

日本国内でも三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行、りそな銀行など大手金融機関が続々とリップルの送金システムを採用しました。さらにSBIホールディングスを中心に国内61融機関がリップルを利用した送金インフラの構築を行うための『内外為替一元化コンソーシアム』に参加しています。

内外為替一元化コンソーシアムは2017年12月には韓国の銀行2社との間で送金実験を行っており、着実に成果を出しています。

内外為替一元化コンソーシアムの取り組みについて(3分6秒)

2018年2月はまだXRPを使った国際送金はテスト段階です。しかし、一度実用化されるとその機能の高さと利便性から一気に広がっていくと言われています。XRPを使うことで送金コストが下がるのであれば自然と使われるようになるからです。

そのとき、XRPの価格は爆発的に高騰すると言われています。

 

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XRPの価格が高騰する5つの理由

XRPの価格は様々な機関が将来高騰すると予測しています。SBIホールディングスの北尾社長は2018年の年末の価格は10ドル(約1150円)と予想しました。アメリカのベンチャー企業向け株式市場である「Nasdaq」は、5年以内に5ドル(550円)を超えると予測しています。

他にも、もし現在SWIFTで行われている国際送金がリップルに切り替わった場合、1,000億XRP=620兆円の価値を持つことになると言われています。上記の計算に基づけば1XRP=6,200円の価格になります。

さらに専門家の中には「もしGoogleの開発に関する推測(リップルとGoogleの提携)が真実であれば、Ripple(リップル)の価格は少なくとも$600(66,000円)に上がる可能性がある。」とコメントする人もいます。さすがに現状では考えられませんが、どちらにせよ価格が上がると考えている専門家が多いことがわかります。

ではなぜXRPの価格は将来的に高騰すると考えられているのでしょうか?その理由は5つあります。

  • XRP自体の性能が高い
  • XRPは海外送金市場の課題を解決できる
  • 多くの一流企業がリップルシステムを採用している
  • デジタル資産として資産退避先になる
  • XRP活用を目指すリップル社の潜在能力が高い

XRP自体の性能が高い

XRPは仮想通貨の中でも送金手数料が安くて、送金速度が早く、処理能力が高いという特徴があります。これはXRPの取引を承認するアルゴリズムであるプルーフ・オブ・コンセンサス(Proof of Consensus、PoC)の特徴です。プルーフ・オブ・コンセサスはビットコインのプルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work、PoW)と比べると以下の特徴があります。

アルゴリズムの種類 特徴 メリット デメリット 通貨例
Proof of Work
プルーフオブワーク
略:PoW
仕事量(計算量)が多いほど報酬が得やすい 改ざんされにくい 電気代が膨大 BTC
Proof of Consensus
プルーフオブコンセンサス
略:PoC
一部の選ばれた企業に決定権がある 承認時間が早い 中央集権的 XRP
Proof of Stake
プルーフオブステイク
略:PoS
通貨保有量が多いほど報酬が得やすい 低コストで攻撃されにくい 貧富の差ができ流動性が落ちる ETH
Proof of Importance
プルーフオブインポータンス
略:PoI
通貨の経済圏に貢献する人ほど報酬が得やすい 通貨の流動性が高くなる 保有量で貧富の差ができる XEM
(ネム)

このコンセサスアルゴリズム(取引処理方法)の特徴からXRPはリップル社がブリッジ通貨として最も適していると紹介しています。ブリッジ通貨として様々な通貨をつなぐ仲介役になるためには、高い送金処理能力が必要となります。大量の送金を処理する場合、XRPは他の仮想通貨と比べ物にならないパフォーマンスを発揮できるのです。

XRPと他の仮想通貨の比較を紹介した動画もあります。1分33秒でXRPは他の仮想通貨と比べてより質の高い決済処理を早くて安く実行できるとコメントしています。


XRPの性能はブリッジ通貨として機能するためには最適と言えます。

ただし、XRPはビットコインのような非中央集権化を捨てて中央集権的に管理することでこのような性能を手に入れました。そのため、実はブロックチェーン技術を用いた仮想通貨とは言えません。

この辺りは非中央集権であることを大切とするビットコインと思想が異なります。ですから、仮想通貨の非中央集権性に魅せられた人たちからは批判を受けることもあります。ビットコインは政府や銀行に支配されない経済圏を作ることを思想の土台としています。

一方でXRPは政府や銀行と歩調を合わせて送金市場を改革することを目指しています。政府や銀行と連携するためには責任の所在が明確で管理主体がはっきりしているということが重要なのです。

XRPは海外送金市場の課題を解決できる

現在の海外送金市場は大きな問題を抱えています。通常、海外送金はSWIFTを利用します。SWIFTは、国際銀行間通信協会(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)の略で、世界200カ国以上の国や地域で使用されています。

しかしこのSWIFTは送金手数料が4,000円~6,000円と高く、しかも送金が完了するまでどのくらいの手数料がかかるかわかりません。さらに送金時間は早くても1~3営業日と遅く、6日以上かかることもあります。もちろん銀行が開いている9時~15時の間でしか送金はできません。その上、送金ミスが起こったり、ハッカーによる攻撃によってたびたび資金を奪われています。

また、銀行は国際送金の仲介役を担うコルレス銀行と契約を結び、口座を開設して大量のお金を預けなければなりません。このお金は投資に回すこともできずに活用したくても活用できないお金となるのです。

現代はインターネットが普及して情報の移動がスムーズになりました。しかし、価値の移動は旧来のシステムから変わらず、手数料が高くて遅く、不安定なままなのです。

このような問題に目を付けたのがアメリカのリップル社です。リップル社は送金のための様々なソリューションを用意し、各国の銀行や送金業者と提携して国際送金の問題解決に取り組んでいます。

そして、リップル社の送金システムの中の一つであるxRpidではXRPを使用することで安くて早くて確実な国際送金を実現できるのです。

出典:https://ripple.com/

実は2018年からすでに、送金業者大手のウエスタンユニオンやマネーグラム、ケンブリッジグローバルペイメント、IDT、マーキュリーFXがxRapidを用いてXRPを使用した国際送金の試験を進めています。

試験の結果、取引コストが40~70%削減でき、国際送金にかかる時間も約2~3日かかっていたのが約2分にまで短縮されたことが報告されています。コストは飛躍的に削減され、送金速度は劇的に向上したと伝えられたのです。

この結果を受けて、ブラッド氏CNBCのインタビューで2018年中に、大手銀行がxRapidを採用するだろうと述べています。2018年内中に大手銀行のxRapid採用が決まれば、大手銀行が国際送金のためにXRPを大量に購入します。するとXRPの価格が高騰する可能性があります。

多くの一流企業がリップルシステムを採用している

リップル社の送金サービスはすでに多くの一流企業が採用しています。世界1位と2位の送金会社はXRPを使うためのxRapidの試運転にも成功しています。銀行については世界の総資産ランキングTOP20のうち、なんと10行がすでにリップル社と提携しています。

また、クレジットカード大手のアメックスや各国の中央銀行までネットワーク参入を決めており、その規模は200社近くになります。2019年にはさらに1,000社まで増えると言われています。

このように世界トップクラスの企業と提携するとどうなるでしょうか?それはリップル社から営業しなくても銀行の方から提携しようと声をかけるようになります。

リップル社CEOのブラッド氏は「以前は銀行に説明していた。今は彼らの方から来てくれる。」と話しています。リップル社は各業界でもトップクラスの企業とすでに提携しており、今後も多くの企業がリップルの送金システム採用することになる。

そして、リップルの送金システムの中で最もコストが低い送金手段がXRPを使ったxRapidです。現代段階でxRapidは送金会社が使い、銀行ではまだ使われていない。しかし、実績を積み上げて銀行が使うようになるとXRPの価値は一気に跳ね上がると考えられます。

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デジタル資産として資産退避先になる

もしXRPが様々なお金や価値のブリッジ通貨として機能しはじめたらどうなるでしょうか?XRPが資産の退避先になり、多くの資金が流入して価値が高騰することになります。過去にもジンバブエやギリシャ危機にビットコインが購入されて価格が急騰しています。XRPの流動性が高まるとビットコインよりもXRPが買われる可能性があります。

現在、通貨として最も信頼されているの米ドルです。米ドルは世界中で売り買いされていて流動性が高く、欲しがる人が多いからです。欲しがる人が多いということはどこでもいつでも交換が可能ということです。だから米ドルは世界の基軸通貨なのです。ですから通貨危機が起こった国ではまず米ドルが買われます。

とはいっても米ドルも一国の通貨です。アメリカは外国への借金も多く、安心とは言えません。世界恐慌のような金融危機が起こる場合は米ドルの価値も暴落して金や不動産などに資産が移るでしょう。

しかし、もし米ドルよりも流動性が高い通貨があればどうなるでしょうか?世界中の通貨と早くて安くて確実に交換可能な通貨があればみんなが欲しがるでしょう。その可能性を秘めた通貨がXRPです

XRPはブリッジ通貨として各通貨の橋渡しを行います。ということはXRPさえ保有しておけばいつでも安定した価格で他通貨と交換することができます。銀行が送金としてXRPを使用するようになるとXRPの価値の流動性は飛躍的に高まり、誰もが欲しがる基軸通貨となる可能性もあるのです。

それだけではありません。リップルネットワークの参加者が増えると法定通貨だけなく仮想通貨や不動産、金、株券、債券、アマゾンポイント、ANAマイレージなども相互に交換が可能になります。

すべての資産がネットワークでつながり、価値の移動がスムーズになるのです。これがリップル社が目指している「価値のインターネット」が実現した世界です。

この壮大なビジョンを達成するためには何よりもXRPの流動性が高いことが大切です。リップル社はXRPの流動性を高めるために現在問題の多い国際送金を改善することに焦点を絞りました。

銀行が国際送金にXRPを使用するようになると、XRPの流動性は飛躍的に高まります。するとXRPの価値が高まって金や株券を購入することも可能になります。今でも一部の不動産はXRPで購入できますが、それがもっと広がっていくでしょう。

すでにリップル社は「Xpringプロジェクト」を立ち上げて、XRP を使用した製品開発やサービスを行う企業に支援を行っています。XRP活用のユースケースを増やすだけでなく、誰もが思いつかないようなアイディアの出現を期待して種を撒いているのです。

このようにリップル社はXRPが国際送金時のブリッジ通貨として使われ、その先に様々な資産がXRPでつながる世界を目指しています。XRPがブリッジ通貨として幅広く使われた時には、XRPは誰もが欲しがる資産になります。ですからリップル社はXRPのことを仮想通貨ではなく『デジタル資産(Digital Asset)』と呼んでいるのです。

リップル社はXRPが全ての価値をつなげるブリッジ通貨となり、全ての価値と交換できる『資産』となるように動いています。そのビジョンが叶えば、通貨危機や株式暴落など危機的状況時に資産の逃避先として選ばれるデジタル資産になるでしょう。

XRP活用を目指すリップル社の潜在能力が高い

リップル社で働く人々は天才集団と言っても過言ではありません。様々な業界で一流の人材が集まってきています。ベンチャービジネスとしても注目度が高く、様々なメディアに取り上げられています。さらに一流企業からも投資を受けており、リップル社は潜在能力のとても高い企業です。

リップル社の社員は優秀で政治力が強い

企業の資産は社員です。リップル社には優秀なメンバーが集まっています。全てのメンバーを紹介することはできないのですが、yahooやfacebookの重役、NASやBitcoinの初期開発者などが役員となっています

Chris Larsen:リップル社の取締役会長/共同創業者です。フィンテック業界で有名なイノベーターであり、クラウドファンディングの先駆けとなったProsper Marketplaceの共同創業者/元CEOでもあります。2017年1月にHSBCの技術諮問委員会の委員に就任、同年3月には IMF のアドバイザーに就任しました。

Brad Garlinghouse:リップル社の最高経営責任者(CEO)/社長です。Yahoo!の上級副社長、AOLの重役、無料のファイル送信サービスの先駆けとなったHightailの取締役会長/CEOを務めた経歴を持ちます。

Marcus Treacher:リップル社の SVP of Customer Success です。Accenture、Citi、HSBC の重役を経て国際決済機関である SWIFT の取締役を務めていました。2016年9月に英国CHAPS(The Clearing House Automated Payment System)の取締役に就任しました。

David Schwartz:リップル社の最高技術責任者(CTO)です。Ripple のコアである XRP Ledgerを開発しており、Bitcoinの初期開発者の一人でもあります。過去にはNSAFBINATOのシステム開発に携わった経歴の持ち主です。

Cory Johnson:リップル社の Chief Market Strategist です。CNBC のシリコンバレー特派員を務めるとともに、Bloomberg Technology(旧Bloomberg West)の共同司会者を務めていました。

Asheesh Birla:リップル社の SVP of Product です。イギリスの通信社のロイターを買収した米大手情報起業のトムソンのエンジニアとして執筆者、教員、学生向けの出版プラットフォームの開発に携わりました。トムソン・ロイターで副社長を務め、Kidaptive、Croudify のアドバイザーも務めています。

Ron Will:リップル社の最高財務責任者(CFO)です。Yahoo!では財務・会計担当副社長を務め、上級財務担当役員および投資銀行家として約30年の経験を持ちます。Adobe に買収された TubeMogul の CFO を務め、Mainsail Partners、BrightRoll の重役も務めました。

Kahina Van Dyke:リップル社の SVP of Business and Corporate Development です。リップル社の SVP に就任する以前は CitiBank、MasterCard、Facebook の重役を務めた経験を持ちます。

リップル社の人材は各分野で一流の成果を上げた人が集まっています。もちろんそれぞれの分野で顔も効き、政治力も抜群の高さです。今後、リップル社のネットワークを広げていくときに優秀なメンバーと政治力の強さが強みとなるでしょう。

リップル社のビジネスはメディアの注目度も高い

リップル社の送金システムはメディアからも注目されています。ビジネスインサイダージャパン「2018年に急成長しそうなスタートアップ50社」ではベンチャーキャピタルが選ぶ魅力的で将来有望な企業として選ばれています

出典:BUSINESS INSIDER JAPAN

また、世界最大級のビジネス特化型SNS、LinkedIn(リンクトイン)は「米国内で注目を集めているスタートアップ50社」でリップル(XRP)は7位に選ばれました

リップル社は、従来では数日かかる国際送金を数秒で可能にした点や、サンテンダール、スタンダード・チャータードなどのメガバンクと提携している点などが大きく評価されました。

さらにリップル社のイベントSWELL(2018年)では代42代アメリカ大統領ビル・クリントン氏が基調講演を行います

通常、元アメリカ大統領は信頼度の高い場所でしか発言しません。元大統領の発言は政党の信用や次期大統領選挙にも影響を与えるからです。その点、ビル・クリントン氏がリップルのビジネスに共感を示している点は注目されています。

他にも世界的人気歌手であるMadonna(マドンナ)氏がRipple(リップル)社と提携し、アフリカ・マラウイ共和国の子供たちのために寄付金を募るプロジェクトを発足しました。


このようにリップル社の取り組みはメディアだけでなく、著名人にも賛同されて注目されているのです。

リップル社には多くの一流企業が出資している

リップル社は様々な企業から出資を受けています。リップル社に出資している企業は40以上あり、Googleをはじめとする一流企業が投資しています。

リップル社に出資する有名な企業を3つ上げるとGoogle、アップル、マイクロソフトがあります。誰でも知っている一流企業が出資しているため、投資家の中にはXRPの購入は不安だがリップル社の株は欲しいという人も多いです。しかし、リップル社は株式非公開企業なので、リップル株を一般人が購入することはできません。

また、Googleの決済プラットフォームであるGoogle Payはリップル社の低コスト送金システムと抜群に相性が良いです。そのため、Googleはリップル社との提携も考慮して出資しているのではないかと言われています。専門家によるとGoogleがXRPを使用した場合、XRPの価格は600ドル(66,000円)に達すると予測されています

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XRPの将来性は高いが超えるべき課題がある

このようにXRPの性能やリップル社の能力が高いため、XRPは将来性が高いと考えられています。実際に仮想通貨市場が盛り上がった時の値上がり率はビットコインやイーサリウムを超えます。仮想通貨投資家のXRPに対する期待値が高いからです。

しかし、XRPの価格が高騰するためには超えるべき課題が3つあります。

  • 国際送金に使われるためには流動性が必要
  • ビットコインの価格連動から離れる
  • XRPの有価証券問題をクリアする

国際送金に使われるためには流動性が必要

現状、世界最大のブリッジ通貨と言えるのはUSD(米ドル)です。その理由は「世界で最も経済規模が大きく、流動性が最大である」からです。つまり、米ドルさえあれば、他国の通貨と簡単に交換できますので、欲しがる人も多く、取引が容易なのです。

ブリッジ通貨としての技術的な部分だけで言えば、XRPはUSDよりも優れています。しかし、技術的な優秀さだけでは、ブリッジ通貨として最も必要な要素である流動性の問題を超えることはできません。

たとえば、銀行が海外送金のためにXRPを必要としたときに、それを売ってくれる人がいなければ銀行はXRPを購入できません。また、売ってくれる人が少ないということは、銀行がXRPを購入した瞬間に価格が跳ね上がってしまい安定しません。これが流動性の低い状態です。

一方で流動性が高くなると高額の送金にも耐えられるようになり、価格の変動性も低くて安定した送金が可能になります。現状、リップル社の最高技術責任者(CTO)David SchwartzはXRPが7ドルを超えると銀行の国際送金に耐えられるようになると話しています。

つまりXRPの価格が安定するためには7ドル以上の価格が必要であり、流動性の高さがカギとなるのです。

このような流動性の問題については解決の糸口が見えつつあります。2018年からXRPとUSDの取引ペアが増え、XRPを基軸通貨とする仮想通貨取引所も誕生しました。XRPが基軸通貨となる取引所は流動性の向上に大いに貢献することとなります。

さらにリップル社が発行している2018年Q2レポートでは2018年後半は機関が購入するXRPがこれまでで最大になるだろうと伝えています。XRPが真価を発揮するためには流動性の高さが必要であり、価格が高ければ高いほど安定した送金が可能となるのです。

ビットコインの価格連動から離れる

仮想通貨の王様はビットコインです。仮想通貨市場は2018年9月現在でもビットコインの価格に左右され、XRPでさえ独自の値動きには至っていません。

つまり、XRPの価値が認められてもビットコインの価格が下がると連動して下がってしまうのです。これは仮想通貨市場がまだまだ発展途上で安定していないことを示しています。今後、市場が安定してくると各仮想通貨独自の値動きが見られるようになります。

リップル社CEOのブラッド氏は「XRPがビットコインの連動から離れる日は近い。」と話しています。XRPはまだまだビットコインと比べると認知度が低くて価格は連動します。

XRPが多くの投資家や一般人からも認知されるようになってくると、ビットコインとの連動も離れて価格が暴騰するでしょう。XRPに興味がある方はその前に保有しておくことをおすすめします。

XRPの有価証券問題をクリアする

現在、リップル社は複数の集団訴訟に対処しています。原告は、仮想通貨XRPがリップル社の有価証券(セキュリティ)として規制されるべきだと主張しています。根拠には、XRPの大半をリップルが所有し、その供給が不法な有価証券の提供に該当すると指摘していました。

有価証券とは財産的な価値を証明する書類全般を指します。株式や債券など証券会社で扱う金融商品だけではなく、約束手形や小切手も有価証券です。有価証券を扱うためには金融商品取引法上、金融商品取引業者として登録した機関しか取り扱いができません。

そのため、もしXRPが米証券取引委員会(SEC)に有価証券と認定された場合は仮想通貨取引所で取り扱うことができなくなります。すると流動性は大きく低下し、価格の暴落は免れないでしょう。

リップル社は集団訴訟のため、前米国証券取引委員会(米SEC)委員長のメアリー・ジョー・ホワイト氏と規制当局の元取締役であるアンドリュー氏セレスニーを採用することで自社の法務チームを強化しました。

2つの集団訴訟についてはリップル社の希望に沿って「複雑訴訟」と指定され、まとめて争うことになっています。別の1件の集団訴訟は、理由が明示されていませんが自発的に取り下げられました。

リップル社は、3つの理由でXRPを有価証券ではないと否定しています。

  1. XRPはオープンで分散化されたテクノロジーでRipple社からは独立している
  2. XRPを購入することによって、投資家たちはRipple社から配当や利益を得ることはないし、Ripple社運営に関する権利を受け取ることもない
  3. XRPは問題解決に取り組んでいる。有価証券の要件に該当するようなユーティリティはない

一方でSEC企業金融局のウィリアム・ヒンマン局長は、仮想通貨イーサリアム(ETH)は有価証券ではない、と2018年6月に宣言しました。しかし、XRPについては言及していません。XRPの価格が上がらない最も大きな原因はこの証券問題にあると言えるのです。

XRPの証券問題については中東ADGM(アブダビグローバルマーケット)がXRPは証券でないと述べています。英語ソースですが以下の動画にありあます。


XRPの価格が高騰するかどうかは有価証券問題の結果にかかっていると言えます。

XRPの価格予想は?専門家は1,000円を超えると予想

現在、XRPの価格は以下の通りです。

XRPの価格は多くの専門家が高騰すると予想しています。XRPの価格予想について専門家の意見を紹介したいと思います。

Nasdaqは年内1ドル、数年で5ドルを超える

アメリカのベンチャー企業向け株式取引所ナスダックは「リップルは今後52週(1年)で1ドルを超えるようになり、数年で5ドルを超えるでしょう。」と予想しました。

52週で1ドルを超えるとい予想は的中し、2018年1月は4ドル近くまで上昇しました。今後数年で5ドルを超えることも可能と考えられています。

出典:Nasdaq

Investing prは2018年に5ドル~7ドルに上昇する

投資情報を発信するInvesting prは「リップルがCoinbaseに上場すれば価格は5ドル、さらには7ドル近くに上昇することが可能でしょう。」と伝えました。

XRPの価格は上昇する時は一気に上昇します。CoinbaseはXRPの有価証券問題が解決していないため、上場を見送っています。しかし、この問題が解決して上場されればそれだけの価格上昇は十分に見込めるでしょう。

出典:Investing p

Wallet Investorは2019年に1ドル、5年後に4ドルと予想

仮想通貨の将来性を予想するサイト、Wallet Investorは「2019年初めに1ドルになると予想しています。また、5年間の投資で3ドルを突破すると予想しています。」と伝えました。

 出典:Wallet Investor

Ripple Coin Newsは7~10ドルを超える

Ripple COin Newsはリップルのファンダメンタル分析やテクニカル分析を主に行っているサイトです。Ripple COin Newsは「2018年末までに最低でも7~10ドルの壁を超える」としています。

また、長期的・中期的な投資先としてはリップルは最低でも1ドル(約110円)は超えると予防線を張っています。

出典:Ripple COin News

RIPPLE NEWS TECHは90ドルか229ドルもありえる

リップル関連のニュースを発信しているRIPPLE NEWS TECHによれば、「XRPがマスターカードと提携して使われたなら90ドル(9,900円)、ビザカードなら229ドル(25,190円)になる。」としています。

出典:RIPPLE NEWS TECH

SBIホールディングスの北尾社長は2018年年末10ドル

SBIホールディングスの北尾社長は、2018年の年末のXRP価格を10ドルと予想しました。SBIホールディングスはSBIリップルアジアや各種コンソーシアムなどでリップル社と十分に連携を取っています。

XRPを実需として使うことを目指しており、その可能性について最も身近に感じているのかもしれません。軽々しく予想をいうはずもないため、2018年年末にXRPを10ドルになるように動くという意気込みと自信の現れなのでしょう。

出典:SBI Holdings CEO Forecasts $10 For Ripple In 2018

ウォールストリートフォーキャストはとんでもない価格予想

中にはとんでもない価格予想をするところもあります。ウォールストリートフォーキャスト2017年10月号の価格予測では2020年には1,046ドル(約12万円)、2025年には8,033ドル(約90万円)となっています。

さすがにこの予想には現実味がありません。7年後にXRPを150枚くらい持っていれば誰でも億万長者になってしまいます・・・。

このようにXRPの価格に関しては仮想通貨サイトや専門家の中でも長期的には伸びていくと予想されています。もちろん投資の世界に確実に上がるという銘柄はありません。リップル社は最先端の技術と経験豊かな人材を持ちますが、既得権益と旧来のシステムを変えるにためにはまだまだ時間がかかるでしょう。

だからこそ、投資するなら今のうちとも言えます。リップルの技術が世界中に浸透し、XRPが本格的に使われるようになってからでは価格はすでに高騰しているでしょう。

2018年は大手企業が仮想通貨取引所を開設し、ヘッジファンドも仮想通貨取引に乗り出しました。XRPは仮想通貨の中でも高い可能性を持った通貨であり、今後も価格の高騰が期待されるものの一つです。

XRPの将来性は抜群に高い

XRPの価格は将来性が高く、価格も高騰する可能性が高いと言えます。リップル社のビジョンとプランは明確でそれを達成するための一流の人材もそろっています。すでに多くの企業と提携しており、事業を広げていくための資金も豊富です。一流企業の出資や著名人とのつながりも強いため、政治力まで抜群です

XRPの将来性が高いという理由をまとめると以下のようになります。

XRPの将来性まとめ
  • 安くて早い送金が可能
  • 国際送金の問題を解決できる
  • すでに各国の中央銀行がネットワークに参加
  • 世界で1位と2位の送金会社がXRPを試運転
  • デジタル資産として資産逃避先になりうる
  • XpringでXRPのユースケースを広げている
  • リップル社の人材が優秀で政治力が強い
  • 一流企業がリップル社に出資先しており財源が豊富
  • 著名人が活動を応援
  • 既存のシステムの中で超えるべき課題もある
  • 専門家は価値が高まると予想
  • 仮想通貨市場自体の将来的な伸び幅が大きい

XRPの投資を考えている人は早めに購入しよう

XRPの価格は突然急騰する傾向があります。横ばいが続いたかと思うと急激に高騰して値段が切り上がるのです。下のグラフはオレンジの線がXRP/BTCで緑の線がXRP/USDです。XRPのUSD価格は2013年に0.3円から6円に上昇し、2017年には3円から50円に高騰しています。

2013年のXRP/USDの上昇はすでに見えないほど現在の価格は高騰しています。ただし、このような価格の高騰はBTCの価格が高騰した際に連動して高騰したものです。

今後はXRPが独自の値動きとなっていく可能性もありますが、それはいつになるかわかりません。ですからXRP投資を少しでも検討している方は口座を開設しておくことがおすすめです。

仮想通貨取引所の口座開設は本人確認や審査が必要で1週間ほどかかります。2017年12月のXRP価格高騰時は口座開設に1か月かかっている方もいました。もし、XRPの価格が高騰した後に口座を開設しようとするなら遅すぎるのでおすすめしません。急騰後は価格もある程度落ちるからです。

仮想通貨取引所はSBIやyahoo、GMOなど大手企業が続々参入しており、将来的な伸び幅の大きい投資先です。今後、ヘッジファンドなどの参入や世界的な金融危機などによって突然価格が高騰する可能性もありますので早めの準備をしてくださいね。

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