私は増えない給料に絶望していました。日本で普通に働いていたらこれ以上給料が増えることはほぼありません。それは会社員時代から感じていましたが、企業を経営するようになってからより強く感じています。
この事実を今、多くの日本人が感じていると思います。近年、投資を学びたいという人が増えてきたのは普通に働いていてはお金持ちになるどころか、貧乏になっていくと感じているからです。
でも元々お金がない人は「投資をしたくてもお金がない・・・」という悩みを抱えています。私自身も投資を行うために必死に原資を貯めてきましたが、今考えると投資資金を貯めてから投資をはじめるというのは非常に無謀でした。実はお金がないときこそ投資をはじめるのに適しているのです。
さらに今後、投資をはじめない人やお金に対してリテラシーがない人はどんどん貧乏になっていきます。逆に投資の力が付いた人はしっかりとお金を増やしていくことができます。
お金がない人こそ投資をはじめるべき
日本のサラリーマンの給料はこの20年間下がり続ける一方です。少子高齢化が進んでいる日本にこのまま住んでいて、給料は今よりも上がるでしょうか?
正直に言うとほぼ上がらないでしょう。むしろ下がる一方です。日本は1995年からの20年間で平均年収が止まっています。他国が伸びているのを考えると相対的には貧乏になっています。

また、日本の平均年収はどんどん落ちており、すでに世界で18位です。今後も落ちていくでしょう。このように平均年収の伸びが期待できず、これから貧乏になっていく国に住んでいるということはこのまま働いていては豊かになれないということです。
ではどうすれば良いのかというとお金を働かせるのです。つまり、自分が働いてお金持ちになりにくい社会なのであれば、お金を働かせることでお金を増やしていくのです。投資によってどれだけ資産が変わるかに興味がある方は以下の記事も参考にどうぞ。

つまり、今からお金持ちになるためには投資能力が欠かせません。投資によって富を増やす力を身に着けるのですね。ただし、投資をやりたくても投資資金がないという方もいます。そのような方に、最も大切なのはお金がない状態から投資をはじめるということです。
なぜならどのような投資家でもはじめは失敗を経験するからです。世界で活躍する一流の投資家の伝記を読めばわかりますが、投資で失敗したことのない人はいません。失敗をしていない投資家はリスクを取っておらず、むしろ投資家として失敗している可能性があります。
投資を志す人は誰もが失敗から学んで大きな成功を手にするのです。
初めの頃の損から多くを学んだ。 By ジム・ロジャーズ
ですから、実は投資はお金が少ないうちからはじめる方が良いのです。投資で取り返しのつかない失敗をする人は、たとえば「大金を手に入れたから投資をする。」や「退職金が入ったから投資する。」という人です。はじめから大きなお金を動かそうとして失敗するのです。
そうではなく、少しのお金を動かしながら感覚をつかんでいく方が長期的にみると大成します。
投資の原資は1万円でも大丈夫!
ですから投資の原資は1万円でも大丈夫です。たとえば、1万円を1万5千円に増やすことができれば大したものです。これが100万円だったら150万円になっています。
ただし、多くの投資初心者は買い時や売り時がわからずに失敗します。最初は「あの時に買っていれば」や「この時に売っていれば」と感じることでしょう。このような経験を繰り返すことで買い時と売り時を見極めることができるようになります。
私の場合ははじめ、500万円を投資してすぐに300万円まで減らしてしまいました( ゚Д゚)。しかし、その後自分には短期投資が合わないと感じ、銘柄をじっくりと研究して長期投資に切り替えてから300万円が一時5,000万円(2018年1月)にまで増えました。
私の資産運用の結果について興味がある方は以下の記事をご覧ください。投資初心者だったころから少しずつ学んで資産が増えてきていますが、まだまだ学ぶべきことが多いと実感しています。損も結構していますからね(笑)。
投資はあなたの適性や興味によっても合う合わないがあります。それを見極めるにはやってみるのが早いです。まずはその投資が自分に合っているか判断するという意味でも小額からはじめる方が賢いのです。
投資をはじめたいと考えている人は100万円なんて大きな額からはじめるべきではありません。私は一生懸命貯めた500万円ではじめましたが、今考えるとかなり無謀でした。おかげさまで最初は200万円の損失を出しましたがこれは防げる損失でした。
最初は1~10万円くらいの少額ではじめるのがおすすめです。感覚をつかんだら額を増やしていけば良いのであって、投資はお金がない状態からはじめる方が良いのです。
お金がない人はハイリスク・ハイリターンで攻める
ではお金がない状態から投資をはじめたいという人はどうすれば良いのでしょうか?投資にはリスクとリターンがあります。私は仮想通貨投資を行っているのでかなりのハイリスク投資を行っています。なぜなら、少ない手元で資産を築くためにはハイリスク・ハイリターンが良いからです。
投資別のリスクとリターン

たとえば、資産が100万円しかない状態で投資信託などをやっても年利5%(かなり成績が良い方)では20年で270万円にしかなりません。逆に資産1億円で年利5%で回すと20年後には2億7,000万円になっています。一方、資産が100万円でも仮想通貨のようにハイリスクハイリターンを投資であれば、2017年のはじめに仮想通貨XRPに投資していれば100万円が3億円になっています。
お金がない人にとって投資をはじめるのであれば仮想通貨や先物取引、FXなどハイリスク・ハイリターン投資で資金をつくることが大切なのです。特に仮想通貨の場合はまだ黎明期ということもあって、これから可能性の大きい分野ですが、そのような分野になるべく早く入ることで収益を出すのが良いのです。
一方、投資には合う合わないがあります。私は新技術やITが好きで仮想通貨の技術を調べることが楽しいため、仮想通貨投資がハマりました。でもFXのようにチャートとにらめっこするのは苦しくて損しか出ませんでした。ですから、まずは試しにいろいろやってみるということは大切で、その中から自分に合ったものを選ぶのが良いと思っています。
投資は自分のスタイルを確立することが大切です。一流投資家はそれぞれ異なる勝ちパターンを持っており、それを見つけるためには実際に相場に入っていくことが欠かせないのです。
仮想通貨については以下の記事もご覧ください。

実践する人は少ないから差がつく

とは言っても実際に投資を行う人は少ないものです。ほとんどの人は変わることを恐れ、自分の生活をより良くするための一歩を踏み出せないからです。
私は仮想通貨が盛り上がりはじめた2017年の7月から仮想通貨投資をはじめました。かなり遅めの投資だったと思います。しかし、仮想通貨XRP(リップル)について調べていくうちにその可能性に魅了されました。そこで仲の良い友達8人くらには仮想通貨投資をすすめましたが、誰も動きませんでした。
何なら「こいつヤバい詐欺にかかっている。」と思った友人もいました( ゚Д゚)。そのような反応を見て私は友人に紹介しなくなったのですが、まぁ今考えると怪しいですよね(笑)。その後2017年の後半にXRPは1か月で10倍になる高騰を見せました。
すると以前に投資を紹介した友人から電話がかかってきて、仮想通貨について詳しく聞きたいと言われました。ただ、その時は「XRPは暴騰暴落を繰り返しているから今はおすすめしない。」と伝えました。
投資をはじめた初心者のころは暴騰したら買って、暴落したら売るという典型的な初心者が損をするパターンをしていましたが、慣れてくるとここで買ってはいけないというのがわかってきます。
投資は今からやった方が良いというのはほとんど人がわかっていることです。しかし、ほとんどの人はわかっていても動きません。ダイエットのコツは食事をコントロールすることとわかっていてもほとんどの人はできないのと同じです。わかっていることとできることの間には大きな差があるのです。
ですから、投資を志す人は投資の本を読んだり、投資家の話を聞いたりするよりも先に少額で良いので実際に投資行動を起こしてください。人生を変えるのは学ぶことではなく行動なのですね。
実際に行動を起こすためにはFXでも仮想通貨でも何でも良いと思います。実は投資はお金がない状態ではじめるのが最も安全です。これは一流投資家の誰もがお金のない状態から失敗を経験しながら成長していったことからもわかります。
投資を志す人は、少額の資金ではじめて少しずつ慣れてくださいね。最終的には大きな資金を動かす時がきます。その時にはじめて投資行動を起こすようでは損失が大きくなる可能性が高くなります。
行動は早ければ早いほど良いのですね。