お金の学び

お金がなくて辛い・・・。幸せの本質をホセ・ムヒカから学んだ

現代社会はお金がなくて辛いという気持ちを感じやすいのではないでしょうか?お金がなければ友達づき合いもできませんし、外食や旅行にも行けません。それどころか結婚すら難しくなります。

テレビやインターネットでは連日のようにお金持ちが出てきて豪華で優雅な生活を見せびらかしています。同世代の人の中には年収2,000万円を超える人もいれば、すでに遊んで暮らせる資産を築いた人までいます。

資本主義社会ではお金があるだけで人生の選択肢が増え、お金があることで8割の不幸を回避することができるのです。お金があれば欲しいものを我慢することもありませんし、煩わしい人間関係からすぐに離れることもできます。多くの不幸はお金で解決することができると言えます。

しかし、お金があるからと言って幸せになれるわけではありません。お金持ちの中にもどんよりとした不幸感に襲われている人もいれば、お金を失う不安におびえている人もいます。お金はあるに越したことはありませんが、お金が幸せに貢献できるの割合は2割くらいじゃないでしょうか?

その辺は人それぞれ考え方が違うかもしれませんね( ゚Д゚)。

私はどちらかというとお金よりも時間が大切だと感じるようになりました。家族や友人と過ごす時間、趣味を楽しむ時間、読書を楽しむ時間のある生活を豊かだと感じます。だから、物事の判断基準は時間です。

たとえば、車が欲しいとします。200万円の車を手に入れるためには私はどのくらい働かなければならないのか?と考えます。時給1,500円だと仮定すると1,333時間(約55日)必要になります。そんなに必要ならその時間を家族と過ごしたり、趣味のサーフィンに行く方が幸せです。それなら私は車を買わないと決めます。

もちろん車が好きで好きでしょうがない人は、それだけの時間をかけてでも買った方が良いですし、何に価値を感じるかは人それぞれです。

ここで私が言いたいのは、私たちは資本主義という消費社会の中で本当は不必要なものを買わされているのではないでしょうか?物がいっぱいあることや多くの経験があることが豊かだと勘違いをして、自分が幸せを感じる大切なものをないがしろにしているのではないでしょうか?

月収200万円を達成したが幸せではなかった

私は会社を経営しています。健康づくり事業やインターネットでのビジネス、投資を通して収入もそれなりにありました。しかし、月収が高いからと言って幸せだったかというとそうではありませんでした。これは収入が増えた時に多くの人が言いますが事実です。

月収が100万円や150万円、200万円と達成したときは確かに喜びを感じます。目標を立ててそれを達成できた充実感でいっぱいになります。1か月くらいはスターをゲットしたマリオのような「無敵モード」になります( ゚Д゚)。

ただし、それは長続きしません。稼いだら稼いだ分だけ税金は高いですし、結局あまり必要でもないものを買ってしまうだけでお金があっても幸福度はそれほど変わりません。もちろんないよりはあった方が良いのですが、お金があれば人生が変わると考えていると危険です。

さらに、それなりの収入を維持するためにはそれなりに働かなければなりません。一部の天才を除いて私のような一般人は働き続けることで収入を得ていました。収入を維持するためにはそれなりの労働時間が必要で時間を犠牲にしなければならなかったのです。

長男が4歳になるまでは夜遅くまで働いていたので、一緒に遊んだ記憶はほどんどありません。それどころか家に帰ってきても疲れて寝顔を見る気力すらありませんでした。しまいには休日家族と出かけても来週の仕事のことが頭から離れません。妻が何かをしゃべっていても何も頭に入ってこないのです。これではいくら収入が高くても幸せとは言えません。

私は会社と家を往復するだけで、常に仕事のことが頭から離れないつまらない人生になっていました。それは私が人生に望んでいる幸せとはかけ離れたものでした。結局、私は自分自身の幸せを考え直さなければならないと感じました。

そんなときに元ウルグアイ大統領のホセ・ムヒカさんの演説を見て衝撃を受けました。ホセ・ムヒカさんは『世界一貧しい大統領』として有名で、給料の90%を社会貢献に使い、残りの10万円で生活をしています。

ホセ・ムヒカさんに学んだ幸せの本質

ホセ・ムヒカさんは現在の消費主義社会の中で、私たちは本当に幸せなのか?と語ります。2012年にリオデジャネイロで行われた環境会議では世界中の人々に感動を与えました。

貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」と述べて多くの人の共感を得ました。

2012年のスピーチは以下の通りです。実際にはもっと長いため要約しました。

今の発展を続けることが本当に豊かなのでしょうか?もしドイツ人がひと家族ごとに持っているほどの車をインド人もまた持つとしたら、この地球はどうなってしまうのでしょう?最も裕福な西側諸国と同じようなレベルで70億80億の人々に消費と浪費が許されるとしたら、それを支えるだけの資源が今の世界にあるのでしょうか?それは可能なのでしょうか?今の文明を作ったのは私たちです。人類は今消費社会をコントロールできていない。逆に人類の方がその強力な力に支配されているのです。我々は発展するためにこの地球上にやってきたのではありません。幸せになるためにやってきたのです。人生は短く、あっという間です。しかしその人生こそが何より価値があるものなのです。余計なものを買うためにもっともっとと働いて、人生をすり減らしているのは消費が社会のモーターとなっているからです。これは政治問題です。昔の賢明な方々、エピクロス、セネカやアイマラ民族までこんなことを言っています「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。」根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。

詳しくは実際の動画をご覧ください。

また、ホセ・ムヒカさんは日本メディアに対して以下の言葉を伝えています。

私はシンプルなんだよ。無駄遣いしたりいろなものを買い込むのが好きじゃないんだ。その方が時間が残ると思うから。もっと自由だからだよ。なぜ自由か?あまり消費しないことで大量に購入したものの支払に追われ、必死に仕事をする必要がないからさ。根本的な問題は君が何かを買うとき、お金で買っているわけではないということさ。そのお金を得るために使った「時間」で買っているんだよ。請求書やクレジットカードローンなどを支払うために働く必要があるのなら、それは自由ではないんだ。

詳しくは動画を紹介します。ホセ・ムヒカ氏の話し方から知性と優しさにあふれている様子が伝わります。

現代の資本主義社会はあの手この手で私たちの欲望を揺さぶり、消費を促します。だから質素に生きることはとても難しいと思います。このような社会を私たちが変えることはなかなかできません。

しかし、自分自身の考え方をコントロールすることはできます。自分が本当は何に幸せを感じるのかを知り、世の中に惑わされずに自分を大切にするのです。

私たちは大切な人とゆったりと過ごす時間が必要です。仕事やお金に追われていると、大切な人と一緒にいても常に他のことを考えてしまいます。それは仕事やお金に私たちが支配された状態です。幸せとは程遠い状態とも言えます。

働いて働いて職場と家の往復を続けていたら、いつの間にか老人になってしまいます。唯一できたことはそれほど大切じゃない物をたくさん手に入れたということくらいになってしまうのです。

人生は有限です。お金はないよりあった方が良いです。しかし、あったからと言って幸せ度が劇的に高くなるかというとそうではないのです。

それでも人はお金がないと幸せにはなれないと考える

世界の賢人たちがお金がなくても幸せになれると言います。しかし今、貧乏で悩んでいる多くの人はそのように考えるのが苦しいでしょう。消費社会の中で自分をコントロールするのは本当に難しいからです。

だから、人には自分の信念に従って一生懸命に努力する時期があってもよいと思います。お金がないと悩んでいる人は、お金を手に入れるために一生懸命働いてみてください。バイトを2つかけ持つでも何でも良いです。そのような努力もなしに貧乏は辛いと嘆いても状況は変わりません。

働けば働くほど収入は増えるでしょう。ただし、その先に幸せがあるかどうかは問い続けた方が良いでしょう。家族がいる人は家族との時間が犠牲になります。子供がいる人は子供との時間が犠牲になります。

最も幸せな働き方は好きな仕事を手にするということです。時間を忘れて没頭できる仕事は本人の心を満たして人生を充実させます。仕事が好きという幸福感は周りの人に伝わり、本人の魅力や成長にもつながっていくでしょう。

また、「私は時間を切り売りしたくない」という人は社会の流れや経済を深く学ぶ必要があります。たとえば、投資を学ぶことでお金を使ってお金を増やすことができます。投資を学ぶことで時間を増やすことができるのです。

お金がないからこそ投資をはじめる!資産がなくても大丈夫私は増えない給料に絶望していました。日本で普通に働いていたらこれ以上給料が増えることはほぼありません。それは会社員時代から感じていました...

ただし、投資でも無限の欲があって満足しない人は幸せにはなれません。結局は同じなのですね。何よりも大切なのは人生を楽しむことと、幸せを感じることなのですね。

最後にもう一度、ホセ・ムヒカさんの言葉を送ります。

貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ

それではEnjoy Yourserf!!