ネット証券会社の手数料ってどこが安いのでしょうか?多すぎて結局どこが良いかわからないよ!
私がネット証券会社を選ぶときはこんな感じでした。私はとにかく手数料が安いインデックスファンドに投資すると決めていたので、どこが安いのかを探していました。
でも、証券会社も沢山ありすぎて、一体どこで口座を開設をしたらいいのかわからなかったのです。このページでは私が調べたネット証券会社を比較してみました。手数料の安さや取り扱い銘柄数、株式や債券、ゴールド投資など分散投資も可能かについても調べてみました。
結論から言うと手数料の安いインデックス投資を行いたい方は『SBI証券』、『楽天証券』、『マネックス証券』に口座を開設すればOKです。
今回、比較対象としたのは下記の8社です。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 岡三オンライン証券
- SMBC日興証券
- フィデリティ証券
- 松井証券
- カブドットコム証券
※こちらで紹介している情報については、日々変更になる可能性があります。最新の状況は、各ネット証券会社の公式サイトでご確認してくださいね。
目次
インデックスファンドの取り扱い本数はSBI証券と楽天証券
手数料の安いインデックスファンドの取り扱いが多いのは『SBI証券』、『楽天証券』、『マネックス証券』です。
証券会社 | 投資信託 取扱本数 |
インデックス ファンド 取扱本数 |
購入手数料 無料の本数 (ノーロード数) |
毎月の最小 積み立て金額 |
SBI証券 | 2,394 | 97 | 1,075 | 100円 |
楽天証券 | 2,352 | 97 | 1,099 | 100円 |
マネックス証券 | 942 | 90 | 361 | 100円 |
カブドットコム証券 | 1,022 | 87 | 573 | 500円 |
松井証券 | 499 | 86 | 493 | 100円 |
岡三オンライン証券 | 167 | 49 | 55 | 1,000円 |
フィデリティ証券 | 518 | 28 | 290 | 5,000円 |
SMBC日興証券 | 961 | 27 | 301 | 1,000円 |
「取扱い数の多さ=選択肢の広さ」となるので、幅広い投資信託の中からしっかりと自分にあったものを選びたいのであれば『SBI証券』と『楽天証券』でした。
特に『SBI証券』と『楽天証券』は購入手数料が無料(ノーロード)の商品が多いのも魅力ですね。
『松井証券』も面白く、投資信託本数は499本と少ないものの、ほとんどが購入手数料無料で利用できます。商品の量ではなく、質で勝負している様子がわかります。
投資の取扱い幅が広いのはSBI証券、楽天証券、マネックス証券
『SBI証券』、『楽天証券』、『マネックス証券』は投資信託、国内株式、米国株式、債券、FX、先物取引、確定拠出年金の取り扱いが可能です。
投資 信託 |
国内 株式 |
米国 株式 |
債券 | FX | 先物 取引 |
確定拠出年金 | |
SBI証券 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
楽天証券 | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ◎ |
マネックス証券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
カブドットコム証券 | 〇 | ◎ | – | 〇 | 〇 | 〇 | – |
松井証券 | 〇 | 〇 | – | – | 〇 | 〇 | – |
岡三オンライン証券 | 〇 | 〇 | – | – | 〇 | 〇 | – |
フィデリティ証券 | 〇 | – | – | – | – | – | – |
SMBC日興証券 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | – | – | – |
投資信託から始めてみて、他の投資にも幅広くチャレンジしてみたいという方は取扱いの幅が広い証券会社を選ぶのが良いでしょう。
取引手数料が安いのはSBI証券、楽天証券、松井証券
続いて、国内株式投資のサービスについて比べてみましょう。株式投資で重要となるのは、購入時の手数料です。この手数料が安いか高いかで、投資にかかるコストが大きく変わってきます。
下記、取引価格に対する手数料の比較図です。いずれも税込み価格としています。赤太字は同じ価格帯でもっとも低い手数料です。
国内株式 取引手数料 (税込み) |
10万円以下 | 20万円以下 | 50万円以下 | 100万円以下 |
SBI証券 | 150円 | 199円 | 293円 | 525円 |
楽天証券 | 150円 | 199円 | 293円 | 525円 |
マネックス証券 | 100円 | 180円 | 450円 | 1,000円 |
カブドットコム証券 | 97円 | 194円 | 270円 | 1069円 |
松井証券 | 無料 | 300円 | 500円 | 1000円 |
岡三オンライン証券 | 106円 | 216円 | 540円 | 864円 |
SMBC日興証券 | 135円 | 194円 | 432円 | 864円 |
少額取引に向いている証券会社
さて、こうして並べてみると各社ごとに手数料が異なります。10万円以下程度の少額取引に向いている証券会社は、下記の3社です。
50万円以下の取引を中心に行うのであれば『カブドットコム証券』がよいですね。続いてマネックス証券、岡三オンライン証券が最小手数料が続きます。
高額取引に向いている証券会社
逆に、100万円といった高額取引になると、最安手数料が異なってきます。
100万円以下の規模だと、『SBI証券』と『楽天証券』が525円と頭ひとつ抜けて安い値になっていますね。
一覧には記載していませんが、SBI証券の場合3000万円の取引になっても1050円固定と、高額取引に強いのが特徴です。
貸株サービスのある証券会社
さて、貸株サービスを行っているのは下記の4社です。最低金利は4社とも0.1%ですが、最高金利の大きな幅があります。
国内株式 取引手数料 (税抜き) |
最低金利 | 最高金利 | 貸出中の 配当金の扱い |
SBI証券 | 0.1% | 15% | 雑所得 |
楽天証券 | 0.1% | 15% | 雑所得 |
マネックス証券 | 0.1% | 0.5% | 配当金として 受け取り可能 (手数料0.05%) |
カブドットコム証券 | 0.1% | 20% | 雑所得 |
最高金利が一番高いのは『カブドットコム証券』の20%ですが、こうした高金利の銘柄は、実はかなり限られています。
数千ある銘柄のうちたった5〜10銘柄ほどしか、こうした高金利銘柄に指定されません。 その他の銘柄は、ほとんど最低金利の0.1%というのが実情です。
そのため、実際に貸株サービスを使う場合は金利はほとんど1%〜0.1%程度におさまります。最高金利の設定は参考値程度にとどめておくのが良さそうです。
配当金の扱い
もうひとつ異なるのが配当金の扱いです。
4社とも株式を貸出中の場合も「配当金相当額」という形で配当金を受け取ることができます。しかし、「配当金相当額」は「雑所得」扱いとなり、配当控除を受けることが出来ません。
唯一、『マネックス証券』のみ、手数料を支払うことで雑所得ではなく配当金そのものとして受け取ることが出来るようになっています。
配当金として受け取った方が税制上のメリットがあるため、貸株サービスは『マネックス証券』を使うのが一番有利と言えそうです。
個人型確定拠出年金を比較してみる
個人型確定拠出年金(iDeco)についてもチェックしてみましょう。現在、取扱いがあるのは下記の3社のみです。
加入手数料 (初回のみ) |
口座管理手数料 (月額) |
対象ファンド 合計数 |
|
SBI証券 | 2,777円 | 0円 | 62本 |
楽天証券 | 2,777円 | 0円 | 31本 |
マネックス証券 | 2,777円 | 0円 | 23本 |
手数料を比較するとどこも同じ0円です。
銀行の場合は口座管理手数料を月額0~500円までとります。個人型確定拠出年金(iDeco)は銀行ではなく証券会社を使った方がよいです。
ネット証券会社を徹底比較まとめ
インデックスファンドの手数料が安いのはどこ?という疑問から証券会社を探してみましたが、最も手数料が安くて取り扱い銘柄が多いのは『SBI証券』でした。
インデックスファンドに投資したいという人はまず『SBI証券』に口座を作るのがおすすめです。私はSBI証券と楽天証券に口座を開設しています。取り扱い銘柄が異なるので両方開設しています。
基本的には住信SBIネット銀行に口座を持っている人はSBI証券、楽天銀行に口座を持っている人は楽天証券で良いです。

投資信託取扱本数 | ![]() |
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